助成金・補助金をもらうためには「知名度」が鍵。
2018年4月30日助成金・補助金
最近、よく助成金申請の書類作りの支援をしてほしいという、お問い合わせをいただきます。
起業する際、資金集めや資金繰りは大きな課題ですが、助成金や補助金を活用できれば大きな助けになります。
重要なのは「知名度」
例えば、あなたもどこかの団体から「寄付お願いします。」と言われて、「知っている団体・会社」と「知らない団体・会社」を比べるとやはり「知っている団体・会社」、すなわち知名度の高い企業に寄付する可能性が高いと思います。
ブログ・facebookなどのソーシャルメディアというものが発達してきた今、発信力のある団体とそうではない団体の格差が広がっていると言われています。
ですので、あなたもドンドンと活動内容を発信していって、多くの人に知ってもらえる状況を作ることを意識する必要があります。
報告ツールの確立
あなたが、もし助成金を出す審査員の立場とした場合、もちろん申請書類を確認しますが、本当にその団体がその計画を実現できそうか、今どのような活動をしているのかって気になりますよね。
きっと、審査する人も申請資料だけではなく、ネットでホームページやブログなどをチェックしている人も多いのではないかと思います。
その時に、ほとんど更新されていない、どんな事業をしているかよくわからないといったページが出ていたら、やはり助成の審査にマイナスの影響が出てしまうのではないかと思うのです。
寄付の場合も、寄付する前にはその団体がどういう活動を日頃しているのか、ちゃんとした団体なのかを調べてから寄付をするという人も多いのではないのかなと思います。
そして、寄付した後も、どのような使われ方がされているのか気になるはずです。
きちんと使われて、社会のためになっていると感じるからこそ、また次回も寄付をしようという気持ちになります。
報告ツールはWEBだけでもありません。
会報誌やお礼状
もしあなたがNPO法人や一般社団法人を設立して営利性のない活動をするのであれば、プレスリリースのハードルも下がりますのでマスメディアから多くの人に情報を伝えることも考えられます。
広報活動とは地味で継続するのが大変な作業ではありますが、寄付や助成金を考える前に整備しておく必要がある重要なテーマであると考えます。
広報の役割として、
・団体の活動を報告して信頼度を上げる
・発信力をつけることで、知っている人を増やす
ことが挙げられますので、ぜひ優先度を上げてお取組みください。
それでは、広報のツールと聞いてどんな方法を思い浮かべますか?
広報ツールもいろいろありますが、大きく分けて、「自分主体」の発信ツールと「他人主体」の発信ツールがあるかと思います。
ここでは、まず「自分主体」の発信ツールについてお伝えします。
あなたは、自分主体の発信ツールとしてどのようなものを思い浮かべますか?
アナログであれば、
・会報誌
・団体パンフレット
・チラシ
・DM
などがありますね。
ITであれば、
・ホームページ
・ブログ
・facebook
・Twitter
・メルマガ
などがあります。
いろいろありますが、優先順位として高いのが、ブログとホームページかなと思います。
最近の傾向として、興味ある商品やサービスを知ったときまずは、ネットで検索してその会社がどんな会社か見る人が多いかと思います。
そうなった場合、ホームページが会社の顔となるのでそこでの印象が重要となってきます。
更新頻度が重要
もちろん、きれいで見やすいホームページにこしたことはないのですが、一番重要なことは更新頻度です。
ちゃんと活動しているのか?
発信にも力を入れているのか?
例えば更新履歴が1年前とかであれば、ちょっと大丈夫かな?と不安を感じてしまう人もいるかもしれません。
大量の情報が流れている中で全体のデザイン性も上がってきているので、見にくいホームページは見てもらえないということもありますから、最低限のデザイン性は必要です。
見やすい・分かりやすいというのを意識してみてください。
ブログやFacebookを活用しても◎
ブログでは、主に活動報告や活動に対する想いやイベント情報などをこまめに発信するのに優れたツールです。
写真も載せて共感を意識しながら発信量が増えてくると、会社の認知度も上がってきますので、積極的に取り組むといいですね。
ホームページとブログの役割の違いですが、ホームページは本店というか、待っていても誰も来ないお店のイメージです。
駅から遠い小道にあるお店はだれも来ないですよね。
ホームページを作った時はまさにそのような状態です。
ホームページは待っているだけでは誰も来てくれないので、来てもらう仕組みが必要です。
そんな中、名刺を配ったりチラシを配ったりしながら、お店の場所を教えてようやくホームページにたどり着きます。
SEO対策という言葉は多くの人が知っているかもしれませんが、「検索エンジン対策」のことです。
検索した時に上位に来るようにする、すなわち駅前に店を作るようなイメージです。
駅前にお店を作ると家賃が高いように、検索エンジン対策にもお金がかかります。
多くの人が興味を持つ言葉ほど、対策にお金がかかる計算になります。
ブログは攻めのツールです。
情報を発信していくと、その情報がいろんなところに流れていきます。
発信すればするほど多くの人に見てもらえる可能性が高まります。
ブログを窓口にしてホームページに誘導していくということも意識すべきことです。
ブログで活動を発信して、会社に興味を持ってもらった人をホームページに誘導する。
そしてホームページで団体のことを知ってもらい、安心して協力してもらうという流れです。
最近facebookというメディアも注目されています。
これをお読みの方でfacebookを活用している人も多いと思います。
一方、facebookを始めたからブログをやらないという人も出てきました。
しかし、ブログとfacebookは役割が違うと思います。
Facebookの特徴としてはリアルタイムで情報が流れ続けているところにあります。
その時の活動を伝える分には適していますが、過去を振り返って記事を見る機会はほとんどないかと思います。
ブログの場合は記事をカテゴリーに分けることも可能なので、いくつかの事業をやっている場合、その人が興味のある事業だけを読めるという作り方もできます。
しっかりとした記事を作って読んでもらうにはブログ、リアルタイムで活動を伝えるのがfacebookかもしれません。
実際facebookは情報の拡散が容易で使いやすいです。
写真つきで簡単なコメントで今こんなことやっていますという発信や、「いいね」によるコミュニケーションに向いているメディアと言えるでしょう。
イベント開催も招待がしやすい機能がありますので、イベントの集客には効果的に使えるツールとも言えます。
またfacebookでホームページに誘導するということを意識してもいいかと思います。
それぞれに役割の違いがあるので、できる範囲で連動させることを意識するといいですね。
助成金や補助金集めの要
資金集めは多くの起業家があたまを悩ませるポイント。
今回は、広報という視点から資金集めについてお話いたしました。
気軽に情報を発信できるようになったからこそ、様々なツールを駆使して
あたなたのビジネスを広めてみませんか。