屋号の決め方。会社の名前決めは慎重に!
2018年10月1日事業計画
屋号とは言わば会社の名前のこと。
子供の名前を決めるように、会社の名前も慎重に大切に決めたいところ。
今回は屋号の決めるときに押さえておきたいポイントについてお話し致します。
屋号とは
まずは屋号とはなにかご説明いたします。
会社の名前のことを法人は会社名、個人事業主は屋号と言います。つまり、個人事業の社名を屋号と言います。
事務所やお店を開業した場合にはお店の名前や事務所名が屋号となります。個人事業主の場合、特に社名を設けずに働きたいと考えている人もいらっしゃるかもしれません。その場合、
屋号は必ずしも設けなければいけないわけではありませんので、個人の名前でお仕事をしてください。
屋号に関する基礎知識
屋号はいつ使う?
屋号は、起業したときに税務署に出す「開業届」や所得税の申請をする際に使用します。また、日々の請求書や領収書にも屋号を記載します。
屋号は変えられる?
屋号は変えられます。しかし、すでに様々な場所で社名を載せてしまっていたり、印鑑なども作ってしまった後に屋号を変更するとなると、時間もお金もかかってしまうのが現実です。
どんな屋号がよいの?
1.事業のイメージが湧く名前
例えば、「○○美容室」や「○○会計士」といった屋号でそれが看板などに書いてあった場合、すぐに何をやっている企業なのか分かりますよね。
特に、業界内での仕事ではなく、一般のお客様向けの仕事の場合は、ぱっと見で事業のイメージがつく名前の方がより集客率に繋がりますよ。
2.覚えやすく言いやすい名前
「イメージが湧く名前」に通じるところがありますが、「覚えやすさ」「言いやすさ」という点もとても重要です。
キャッチーな事業名であるほど覚えやすく、記憶に残りやすいので集客に繋がります。
また、長すぎる名前や、口にすると噛んでしまいそうな文字列は避けた方が良いでしょう。
3.どんな人でも理解しやすい名前
これはお客様がある業界に限られている場合はあまり関係がないのですが、一般の方がお客様の場合は難しい英語や、略称などは避けた方が良いです。
また、屋号はなかなか変えられるものではないので、いつお客様の層が変わるか分かりません。ですので、なるべく、どんな人でも理解しやすい名前をお勧めします。
4.エピソードのある名前
エピソードとは、名前の由来ということです。
ゴロが良いから、とか勧められたから、という理由よりも、使う漢字にこだわったり、ワードチョイスにこだわることで、屋号に対する愛が募ります。
また、後々名前の由来を聞かれるタイミングが来ると思います。その時にエピソードが面白かったり、興味を持ってもらえるものだと、屋号や事業にも興味を持ってもらえるきっかけになりますよ。
屋号を決めるとき注意するポイント
これは絶対に避けるべき、というポイントをご紹介します。
競合他社と被らないように
競合他社と似たような名前は避けましょう。
同じ市区町村で使われていないかも注意しましょう。
グーグルなどの検索サイトを使用して、考えた名前がすでに似たような業種の会社に使われていないかのチェックをしてみてください。
お客様の混乱を招かないように
大企業の有名な名前を真似してみたり、法人でないのに「○○会社」や「株式会社」と付けたりするのはやめましょう。
まとめ
屋号とは、とても大事なものだということが伝わりましたでしょうか。
企業のイメージに直結するものですから、慎重に決めてくださいね。