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コラム

顧客獲得の第一歩!独立・開業等、起業の挨拶文。~書き方から例文まで~

2018年6月11日基礎知識

  独立や開業など、起業をした旨を知らせるための、手紙を書くコツを伝授します。 簡単そうで、実は仕事を始めて一発目の大仕事。起業の挨拶文は、今まで関わってきた人を一気にお客様にする大チャンスなんです。 細かなワンポイントアドバイスから、実際に使える例文までご紹介します。

熱意と感謝

起業をしたということは、何かを成し遂げたくて始めたということ。 その熱意を手紙の中に盛り込むことで、誰かを紹介してくれたり、ネットワークが広がるきっかけになるかもしれません。 また、起業するまでに関わった方への感謝の意を示しましょう。 もし、それまで会社勤めで退職したのであれば、会社で支えてくれた方へや、起業するするにあたって助けてくれた先生などがいれば、その旨を手紙に書きましょう。

応援や指導の要請

さらに、これからも応援してほしい、という文を書き込むことをおすすめします。 定型文ではありますが、 「今後とも一層のご指導お引立てを賜りますよう」 「何とぞご支援とご指導ご鞭撻を賜りますよう」 等といった、これからもよろしくお願いします、という意味をこめた文を入れましょう。

日程

もし、開業や、お店をオープンする日時が決まっているのであれば、それも書くことを忘れないで下さい。

例文・書き方

序盤

始めは、 「謹啓 〇〇の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」 といった、通常の手紙と同じ時候の挨拶をします。 〇〇には、季節の言葉をいれましょう。 そして、 「さて、私議」や「さて、私ことではありますが」 という文を挟みます。 これは手紙の定型文としてよくある形であって、必ずしも書かなくてはならない訳ではありませんが、書いておいて損はありません。

中盤①

本題の起業をした旨を伝えます。 「この度、下記におきまして〇〇〇を開業いたしました。」 といったように簡素に書いても良いですし、 退職をしたことを知らせたい場合は、 「この度、本年〇月〇日付で〇〇〇〇を円満退職(退社)し下記の場所において独立開業致しましたので、ここに謹んでご報告申し上げます」 のように退職したことと、日にちを書きたい場合は書きましょう。 また、「下記」というのは、最後に住所を書くのでそのことを指しています。もし、住所が決まっていない場合には、「下記の場所」の部分は切って下さい。 もし、これからお店をオープンするのであれば、ここでオープン日時も知らせましょう。

中盤②

今までの感謝の意と今後の意思を示します。 「在職中は公私にわたり格別のご高配を賜り有難く厚く御礼申し上げます。」 「諸先生方ならびに、皆々様の温かいご指導とご厚誼の賜物と深く感謝し御礼申し上げます。」 このように、前職の上司などに送る場合や、今までお世話になった方には、それぞれその人に合うお礼の言葉を書きましょう。 そして、そのあとにこれからも頑張るので、よろしくお願いします、という文を加えます。 今後は今までの経験を活かし、一生懸命努力していく所存であります。一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」 や 「今後とも一層のお引立てを賜りますよう謹んでお願い申し上げます。なお、お近くにお出かけの際は是非お立ち寄りくださいますようお待ち申し上ます。」 等、気軽に訪れて欲しいと書き加えるのも良いと思います。

終盤

最後は定型文で締めます。 「略儀ながら書面にて開業のご挨拶申し上げます。」 等の終わりの挨拶文を書き、 「敬白」や「敬具」といった遜った表現を書きます。 「平成○年○月吉日 会社名・店名・所在地・連絡先等」 最後には、自分の情報を書きます。

完成例文

完成するとこんな例文になります。 『謹啓 〇〇の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 さて、私ことではありますが この度、本年〇月〇日付で〇〇〇〇を円満退職(退社)し下記の場所において独立開業致しましたので、ここに謹んでご報告申し上げます。 在職中は公私にわたり格別のご高配を賜り有難く厚く御礼申し上げます。 今後は今までの経験を活かし、一生懸命努力していく所存であります。一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 略儀ながら書面にて開業のご挨拶申し上げます。 敬白 平成○年○月吉日 会社名・店名・所在地・連絡先等』 もちろん、これは例文で、この他にも送る人ごとにメッセージを加えたり、エピソードを加えても良いですよね。 ただ、忘れないで欲しいのが、謙虚な姿勢です。 これから新しい仕事を始めるのに、一発目で印象を悪くしてしまっては、幸先が悪いですよね。 ただの挨拶文だと思わずに、起業して一つ目の営業活動だと思って、丁寧に行うのが極意ですよ。
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